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無印良品 板橋南町22 店の周年祭に参加しました.

revised: 2023 / 12 / 05

INFORMATION

2022年11月17日にオープンした関東最大級店舗「無印良品 板橋南町22」店で1周年を記念した周年祭が開催され,それを締めくくるイベントのひとつとして展示・ワークショップを行いました.


1F オープンスペースでの展示

イベントは店舗の 1F にあるオープンスペースで実施しました.
再生材フィラメント (熱溶解積層式 3D プリンタで用いられる素材) の取り組みがわかりやすいよう,回収ステーションを併設したほか,3D プリンタで自助具をつくる活動の紹介,今年度はじめて開催した「3D プリント自助具デザインコンテスト」の優秀作品の発表など盛りだくさんのプレゼンテーションを行いました.
ワークショップは「じぶんのなまえのクリップをつくる」ということで,ファブラボ品川で運営しているプラットフォームを活用してその場でデータを作成して 3D プリントするプログラムを提供しました.


オリジナルクリップの作成

会場ではファブラボ品川のパラメトリック・デザインサービスに掲載されているテキストクリップジェネレータを用いて「じぶんのなまえのクリップ」をその場で 3D プリントするワークショップを開催しました.また,当日店舗で 3,000 円以上お買い上げされたみなさまに動物クリップをプレゼントする企画も行いました.


3D プリント自助具デザインコンテスト 2023 優秀作品の展示

今年度はじめて実施された「3D プリント自助具デザインコンテスト」(主催:一般社団法人 ICT リハビリテーション研究会,共催:ファブラボ品川) の優秀作品のパネル展示,および一次選考を通過した作品から一部の作品の現物を会場に展示しました.ご応募いただいた方々の訪問もあり,コンテスト開催者冥利につきました.


再生材への取り組み

無印良品 板橋南町22 店では,店舗で同社製品の回収を積極的に実施しており,3D プリンタ工房で販売されている一部のプロダクトにも再生材を 3D プリント用フィラメントに加工したものを素材としているものがあります.その流れを紹介するコーナーも設置しました.ワークショップ開催中も想像以上に多くの方々がご家庭で不要になった製品を持ち込まれており,樹脂素材再生のニーズと重要性について認識を新たにしました.


3Dプリンタ工房 (同店 3階)

開店から 1 年を経て,当初 4 階に設置されていた 3 Dプリンタ工房は 3 階に移されています.より多くのお客様の眼に触れる場所に移り,露出が高まりました. 3D プリントの素材には通常の市販品も用いながら,同事業の目玉として,同社製品100%の再利用材で製造したフィラメント (3Dプリントのための素材) で作成したものも引き続きご提供しています. 良品計画は,全社でサステナブルな社会を目指すものとして,製品回収・再利用の取り組みを進めていますが,今回の取り組みもそのひとつに位置付けられます. まだまだ始まったばかりの取り組みですが,より大きなものとなるよう力を尽くしてまいります.


無印良品 板橋南町22 店エントランス.
関東最大級の規模を誇り,銀座店,有明店に次ぐものとなる.
3Dプリンタ工房は同店3階の1コーナー,ミシン工房と併設されている.