ファブラボ品川は,2020年10月3日 (土),4日 (日) の2日間にわたって東京ビッグサイトで開催された Maker Faire Tokyo 2020 に出展いたしました.
当日は,入場時間が指定されたチケット,感染症対策を取りながらの開催となりました.
ここ数年の出展で 3D プリンタで暮らしの道具 (自助具) を自分たちでつくる活動の紹介をしてきました.今年はさらに利用者の方のレーザー加工による作品紹介,COVID-19 感染拡大に伴い,世界中で広まった PPE のオープンソースデザインの試作検証などをご紹介しました.
また,今後フィラメントの販売も予定している PPC (Post Process Customization) サポーターについてもご紹介しました.
今年はオンサイトとオンラインの併催となった同展ですが,オンサイトの意義をひときわ感じる時間でした.
開催に向けてご尽力いただいた方々にこの場を借りて御礼申し上げます.
私どもの今後の活動にもご期待ください.
ファブラボ品川,ユーザーの眞野さんによる作品の数々です.
細部へのこだわりと練り上げられたギミックは見るもの,触れるものを揺さぶります.
部材の切り出し以外はすべて手組なので,相当な手間がかかっており,安価での販売が難しいそうですが,これはもう作品として世に問うべきものだとスタッフ一同感心しています.
2020年は歴史に残る年になると思いますが,その前半,多くの時間を世界中から世に問われるオープンソースデザインの検証に費やしました.
その様子はこちらのウェブサイトでもご覧いただけます.
Maker Faire Tokyo で 3D プリンタでつくる自助具の紹介をはじめて 3度目となります.
今年も100点近くの自助具を展示しました.すべての道具に使用方法がわかるように使用している様子の画像とキャプションをつけています.
現在これらの自助具とその活用事例を紹介,オープンソースデータへのリンクを掲載する書籍を執筆中です.この書籍と 3D プリンタがあれば,その日から自助具が出力できるように構成しています.出版をお楽しみに.
10/3 (土) 14:30~ のプレゼンテーション・セッションでディレクターの林からファブラボ品川での取り組みをご紹介させていただきました.
いつもより疎にレイアウトされた座席でしたが,たくさんの方々にご聴講いただき,ありがとうございました.
ファブラボ品川では,慶應義塾大学 SFC,ユニチカ株式会社と共同で PPC サポーターの研究開発を進めています.現在,試験販売を進めている段階で,試作品や製品サンプルをご紹介しました.