今回のブートキャンプでは2つのテーマに取り組みました.
2週目に参加者それぞれが持ち寄ったなかからミーティングを経て選ばれたものです.
下の画像キャプションのリンクからそれぞれのチームの取り組みをご覧いただけます.
東京都調布市にある電気通信大学にはデータサイエンティスト育成を目的とした Dx2 (デンツー) プログラムが設置されています。
2024年6月29日,7月6日,13日,20日の4週にわたり,
このプログラムで実施されたブートキャンプ「Dx2 (デンツー) プログラム Make-a-thon 2024」をサポートしました.
今回のブートキャンプでは2つのテーマに取り組みました.
2週目に参加者それぞれが持ち寄ったなかからミーティングを経て選ばれたものです.
下の画像キャプションのリンクからそれぞれのチームの取り組みをご覧いただけます.
電気通信大学では学内に「ピクトラボ」と呼ばれるプロトタイピング工房が設置されており,今回のメイカソンはそちらの工房で行いました.
ラボに備え付けの機材のほかファブラボ品川からも複数台の3Dプリンタを持ち込み,プロトタイピング環境の充実を目指しました.
電気通信大学ピクトラボ—高度ICT試作実験工房
1週目はインプットとしてファブラボ品川の活動紹介を兼ねて3Dプリンタでのものづくりなど,デジタルファブリケーションの可能性を紹介しながら,実際に3Dプリンタで作成された道具に触れてもらったり,実際に3Dモデリングしたものをその場で3Dプリント,素材の有効活用について知るハンズオン・セミナーを実施しました.
2週目は前半に「スライス」と呼ばれる 3D プリント設定について概要を紹介しました.その後、3Dプリント後の加工体験を含め主な材料について紹介しました.
後半は「ケアのためのデザイン :一人の誰かに役立つものをデザインする」活動の意義を紹介しながら、プロトタイピングでも活用してもらうことになる「Occupational Design Work Sheet」を紹介し,あわせてドキュメンテーションのためのプラットフォーム「Fabble」の紹介も行いました.最後のパートでは参加者全員からそれぞれのニードを伝えてもらい,ニードに関わるキャンパス内の各所を回りました.翌週以降のプロトタイピングに取り組む2つの課題を決めました.
3週目は参加チームを決めるところからスタートします.チームにわかれてから改めてニードノウアにヒアリングを重ねてプロトタイピングのためのアイデアをまとめていきます.Occupational Design Work Sheet にヒアリング内容をまとめながらアイデアスケッチを重ね,プロトタイピングのためのイメージを固めていきます.
チームでまとめたアイデアはどんどんプロトタイピングを進め,時間内により多くのアイデアが試せるように努めます.
4週目は朝から最終発表まで終日プロトタイピングを進めました.3D プリンタのアップデートに伴い造形速度が高まり,プロトタイピングの速度も飛躍的に高まってきました.同じ時間でより多くのアイデアを試せるようになっています.キャンパス内でプロトタイプの検証も実施できるプロジェクトを進めたのでそのメリットが最大限に活かされた形です.ドキュメントも順調にまとまり,両チームからプロセスを含めた発表がありました.
講評では「使いながら作り続ける」ことの意義などをお伝えして4週間のプログラムを締め括りました.
学内の環境は整っているようなので,今後も継続的にプロトタイピングに取り組んでいってもらえるとうれしいです.
ファブラボ品川は多くのセミナー開催,メイカソン主催の実績に基づき,教育機関,企業様をはじめとした皆さまのものづくり,アイディエーションの企画をサポートしています.
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