去る 2023年5月4日から6日にかけて、日本科学未来館にて
フランスの My Human Kit と共同でインクルーシブ・メイカソン*「FABRIKARIUM TOKYO 2023 (ファブリカリウム東京 2023)」を開催しました。
3日間にわたったイベント、まずは最終日の発表会およびパネルディスカッションの様子からお届けします。
〈FABRIKARIUM TOKYO 2023 / ファブリカリウム東京 2023〉の詳細はこちらから
イベントは6チームに分かれてプロトタイピングを進め、それぞれのチームから取り組みの内容が紹介されました。各チームには後半のパネルディスカッションのパネリストからコメントをいただいたほか、会場からは活発に質問がありました。
前半の各チームからの発表を受けながら、ともにつくることの意義について意見が交わされました。パネリストのひとり、落合さんから伝えられた「隣人」として他者を知ることの意義については多くの参加者の印象に残るものとなりました。
2023年5月6日[土] 13:00~
入場無料・同時通訳付
Entrée libre / Interprétariat simultanó
定員:150名
3日間の成果を各チームから公開イベントの場で発表し、下記にご紹介するゲストパネリストからレビューをいただきます。
そのレビューを受けて、「共創のどんなところが我々を豊かにするのか」についてパネルディスカッションの機会を設けます。
メイカソン(makeathon)は「メイク(make)」と「マラソン(marathon)」を掛け合わせた造語で,短期間にものづくりをするイベントです.
今回,共同主催するフランスの My Human Kit では, 「FABRIKARIUM」という名称で呼んでいます.
私たちのメイカソンは,障害をもつ人やその支援者を「ニード・ノウア(Need Knower・ニーズを知る人)」と呼び,そのニード・ノウアをチームメンバーに迎え,3Dプリンタなどのデジタル工作機械も活用し,その人が本当に欲しい道具作りに挑みます.
3Dプリンタなどのデジタル工作機械を使うことで,データが使える道具になり,道具のかたちをデータとして保存し,伝えることができます.
そのことで誰かの「できる」を増やす「道具」をみんなで作るイベントです.
「ファブリカリウム東京 2023」開催に先立ち,2022年6月17日,日本とフランスを結び、オンライン・イベントとして、ケア/リハビリ分野のものづくり成果発表会、FABRIK' online : Japan + France を開催しました.